愚痴のキャパシティ
地方大学生にもかかわらず、
・バイトなし
・自動車学校なし
だった彼女。
そんな彼女が昨日、めでたく「ニート脱出」した。
前のバイトを辞めてから約2ヶ月、新しいバイトを始めたらしい。
今回も飲食バイト、初日は外に立って、通行客にビラを配って宣伝するハードな仕事だったらしい。
休憩中に「しんどい〜」みたいなLINEが来てて、新しい環境で相当大変だったのだろう。
本来の彼氏の役目なら、新しいバイトから帰ってきた彼女に電話してあげて、「大変だったねよしよし〜」ってしてあげて、新しいバイト先の愚痴を聞いてあげるべきだったのかもしれない。
けれど、昨日の夜はなんだか、愚痴を聞いてあげる気になれなかった。
昨日の夜は、比較的自分の頭の回転とメンタルの調子が良くて、自分のやりたいこと、やるべきことを比較的スムーズに進められた。
人の愚痴を聞かされると疲れてしまうタイプだし、解決策を求められてないのに延々と悩みを聞かされるほど非生産的なことはないと思ってる。
せっかく「調子いい」状態にいたので、その状態を愚痴を聞かされて乱されるのが嫌だったのかもしれない。
きっと、人には「愚痴を聞くキャパシティ」というものがあって、それを越えてしまうと自分自身も調子が悪くなる。
自分の調子がいいときは、邪魔されたくないという気持ちからキャパシティは小さくなるし、疲れてるときだってキャパシティは小さくなる。
愚痴を聞く側にも、受け止めるだけの心構えと体力が必要だということだ。
そんな僕の愚痴を書いている、早起きして大学に向かう朝の電車の中。
でも、昨日は彼女の成長も感じた。
「今、彼氏は愚痴を聞くモードじゃないな」ということを、きっと感じてくれていた気がする。
だからこそ、急に電話をかけてきたり、八つ当たりしたりせず、さまざまな気持ちを「うん」という返信に押し込めて布団についたのだろう。
今日も部活の朝練がんばってね。